みなさん、夏にはしゃぎすぎて体調崩したりしていませんか?
冷たいものを食べ過ぎたりエアコンで体を冷やして夏風邪なんて引いたら夏の思い出も台無しですよね!
そんなみなさんにくずきりをオススメします!
え?
ただのおやつ?
ところてんの仲間?
わかりました!
今回はみなさんの知らないくずきりについてお話しします!
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1 くずきりとは
葛粉を水で溶かして型に入れたものをお湯に入れ加熱することにより凝固したものを冷やして細く麺のように包丁で切ったものを言います。
歴史ある古都京都の中でも祇園にある老舗和菓子店『鍵善良房』というお店が発祥で漆器の器のくずきりに黒蜜をかけて食べるのが評判です。
こちらのくずきりは葛の名産地『吉野』の『吉野葛』を100%使用しておりきめ細かく軽い口当たりが特徴です。
今では京都の甘味処では夏の風物詩としてあちこちで出されています。
2 葛の効能
くずきりに使われている葛粉とはマメ科の葛の根っこを粉にしたもので漢方薬にも使われており血行を良くし体を温めたり胃腸の調子を良くする効果があります。
風邪薬の『葛根湯』などがそれに当たります。
そのため風邪の時は葛をお湯に溶かした葛湯を飲んだりします。
くずきりも民間療法として利用されることもありました。
3 ところてんと春雨
よく混同されがちなところてんと春雨。
どちらもよく似ていますが全く違うものなのでこれを機に覚えておいて下さい。
3-1 心太(ところてん)
テングサという海藻を原材料にし水でに溶かしたものが冷えて固まりそれを『てんつき』と呼ばれる型から突いて押し出すことにより細く麺状にします。
凝る、凝ったを意味した『心』と太い海藻を意味した『太』を使い『こころてん』が転じて『ところてん』と呼ばれるようになりました。
3-2 春雨
中国産緑豆のでんぷんが原料とした『緑豆春雨』が一般的です。
他にもさつまいものでんぷんから作る『韓国春雨』やじゃがいものでんぷんとコーンスターチを使った『マロニー』などが有名です。
生産量は少ないが国産の春雨もあります。
水とでんぷんを合わせたものを細かな穴の空いた容器に入れ流れ出たものを熱湯で茹でることにより麺状になります。
その後冷凍されてさらに乾燥されたものが一般的な春雨として販売されています。
4 簡単くずきりレシピ
くずきりについて詳しくなったところでお家で出来る簡単レシピを紹介したいと思います!
材料の葛粉はもし手に入らないようなら片栗粉でも代用できますので気軽に作ってみてください!
4-1 王道くずきりの蜜がけ
材料・・・葛粉40g 水120g 黒蜜
1 葛粉を水によく溶かしてバットやタッパに流します。
2 電子レンジで透明になるまで加熱します。(600wで2分ほど)
3 出来たものをバットごと氷水に入れて、固まったくずきりを剥がします。
4 麺状に切り器に盛り付けて黒蜜をかければ完成です。
完成したものにすだちを絞ったりゆずの皮を入れると本格的な味わいになります。
4-2 韓国風くずきりの和え物
材料・・・くずきり ごま油 もやし キムチ 醤油
1 上記のくずきりを作り茹でたもやし、キムチをごま油で合える。
2 醤油で味を整えて完成です。
にらや人参、きゅうり等を加えても美味しいです!
豚肉も加えて炒めるとチャプチェ風にもできます!
4-3 中華風くずきりスープ
材料・・・くずきり 顆粒ガラスープ にら 卵 塩 胡椒
1 上記のくずきりを作り、ガラスープと塩コショウで作ったスープの鍋に食べやすく切ったにらと加える。
2 沸騰したら溶き卵を加えて火を止めて蓋をします。
3 卵が固まれば完成です。
市販のワンタンや肉団子、きくらげなんかを加えるとグッと本格的ですね!
まとめ
いかがでしたか?
漢方薬にも使われ体を温める。
京都の和菓子屋さんが発祥。
くずきりは温めることにより固まる。
ところてんはテングサから出来ていて温めたものが冷めることにより固まる。
春雨は葛以外のでんぷんから出来ていて温めることにより固まる。
簡単に作れてアレンジもしやすく体にもいい魅力がいっぱいのくずきりですね。
冬は鍋でも活躍するくずきりをこれからも楽しんでください!
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