まだまだ暑い日が続きますね。
夏バテ気味な方もいると思いますがこんな時は欲しくなりませんか?
冷えた麦茶とさっぱりひんやりした水羊羹!
つるんと口どけのいい水羊羹なら夏バテでもへっちゃらです!
今回は美味しい水羊羹についてと簡単なレシピも紹介します!
スポンサーリンク1 羊羹と水羊羹
みなさんなんとなくさっぱりして冷えているのが水羊羹で、常温でしっかりしたのが羊羹かなくらいの認識だと思います。
ここで両者の違いについて解説していきます。
1-1 羊羹
主に小豆の餡と砂糖を使い作る和菓子で正式には『練り羊羹』と呼ばれます。
水に戻した寒天を加えて火にかけ水分を飛ばしながら木のヘラを使い練りながら煮詰めていきます。
砂糖を多く使うので日持ちが良く真空パックで保存食としても販売されています。
1-2 水羊羹
羊羹と同じく小豆の餡と砂糖を寒天を煮て溶かしたものに加えて煮詰めずに固めたものを『水羊羹』と呼びます。
一般的な羊羹と比べると、寒天、餡、砂糖と共に少なめにして作るので水分が多く柔らかくあっさりとしているのが特徴です。
そのため、『練り羊羹』と比べて日持ちが悪いので早めに食べなければいけません。
1-3 蒸し羊羹
蒸し羊羹と聞いてもあまり聞きなれないと思いますが実は芋羊羹やういろう等のことを言います。
寒天を使わずに小麦粉や葛粉などの澱粉質なものを使用して餡や芋に砂糖を加えて捏ね合わせて、型などに入れて蒸し上げて作ります。
元々の羊羹の起源は『蒸し羊羹』が始まりでした。
のちに寒天を使った『練り羊羹』が開発され食感の良さと日持ちの良さなどから羊羹の主流は『蒸し羊羹』から『練り羊羹』へと変わっていきました。
2 水羊羹は冬の食べ物?
ひんやりと口どけのいい水羊羹は見ているだけでも涼しげですよね。
でもそんな水羊羹ですが実は冬の和菓子だったのをご存知ですか?
以前は御節料理の水菓子として考案されたのが始まりで、お正月の時期のみ製造されていたそうです。
今ではその風習も忘れられて冷蔵販売されることにより通年、特に水分が多いため夏場の販売が主となっています。
元々は木枠に固めて切り売りにしていましたが、最近ではプラスチック製の容器や缶詰に入れられているものや高級なものでは青竹で作られた筒に入れられた製品もあります。
現在も、京都、福井、石川、山形など東日本の一部では冬の時期の和菓子として親しまれています。
3 水羊羹を作ろう!
和菓子を作るのってなんだか敷居が高いような気がしますがちょっとしたコツさえ掴めば誰でも簡単にお店みたいな味が作れちゃいます!
今回はグルカン流の水羊羹をご紹介します!
3-1 簡単水羊羹
材料・・・市販のこしあん(加糖)200g 水200g 粉寒天4g
1 鍋に水と寒天を入れ温めていきしっかりと煮立たせて寒天を溶かします。
2 こしあんを鍋に少しずつ入れ溶かしていきます。甘い方がお好みでしたら砂糖を加えましょう。
3 火からおろしてザルなどで漉してボールに移します。
4 お風呂ほどの温度(40度くらい)まで混ぜながら冷ましていきます。
5 ドロっとし始めたら容器などに入れて冷蔵庫に入れて冷えたら完成です!
容器から取り出す時は、容器と水羊羹の間に竹串やナイフなどを差し込み空気を入れて逆さまにするとプッチンプリンみたいに取れます。
容器以外にもお茶碗にラップを敷いてその中に入れてテルテル坊主みたいにクルンと包むと丸い水羊羹ができて可愛いですよ!
3-2 ミルク水羊羹
材料・・・市販のこしあん(加糖)200g 水100g 牛乳100g 粉寒天4g
1 鍋に水と寒天を入れ温めていきしっかりと煮立たせて寒天を溶かします。
2 こしあんを鍋に少しずつ入れ溶かしていき、常温の牛乳を加える。
3 火からおろしてザルなどで漉してボールに移します。
4 お風呂ほどの温度(40度くらいまで混ぜながら冷ましていきます。
5 ドロっとし始めたらお好みのグラスやカップに入れ冷蔵庫に入れて冷えたら完成です!
スプーンでプリンみたいに食べてくださいね!
お好みでホイップクリームやアイス、フルーツなどを並べれば羊羹パフェになります!
和菓子作りもアレンジ次第で色々なことが楽しめます。
本格的なあんこ作りは次の機会に解説します。
まとめ
羊羹は練り煮詰め作る保存に適した『練り羊羹』
水分が多くあっさりとした煮詰めずに作るのが『水羊羹』
ういろうなどのでんぷんを使い蒸して作る『蒸し羊羹』が羊羹の始まり。
水羊羹は元々はお節句料理で冬のものだった。
水羊羹を作るとき寒天は水から入れて必ず煮立たせて溶かしきる。
40度ほどまで混ぜながら冷ましてから固めると分離しない。
いかがでしたか?
なんとなく知っているつもりだった水羊羹にも実は色々な知られてないことがあったんですね!
意外に簡単に作れて今まで以上に身近になった水羊羹をもっと楽しんでくださいね!
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