みなさん!
突然ですがお寿司屋さんの玉子焼きを食べたことはありますか?
甘くてふっくらとして冷めてても美味しい玉子焼きは家庭のものとは一味違いますよね!
今回はシンプルなのに奥深いお寿司屋さんの美味しい玉子焼きのお話です!
スポンサーリンク1 寿司屋の玉子焼きとは
そもそもお寿司屋さんの卵焼きとはどのようなものなんでしょうか?
もともと寿司屋さんでは魚や芝海老などのすり身に卵と山芋を加えて焼き上げたカステラ風の卵焼きが一般的でした。
この卵焼きを焼くには職人の技術が必要なため、玉子焼きが上手に焼けることが一人前の寿司職人となる条件とも言われていました。
しかし昭和30年頃から手間と時間のかかる従来の古い仕事のの玉子焼きが焼かれなくなり始めて、代わりに手早く焼ける現在の甘い卵を巻いて焼き上げる玉子焼きとなりました。
2 なぜ玉子焼きがあるのか
寿司屋になくてはならない玉子焼きですがなぜ海鮮でもない玉子焼きがあるのでしょうか。
玉子焼きが寿司ネタとして登場したのは握り寿司が考えられた江戸時代と言われています。
握り寿司の発案者と言われている華屋与兵衛の握りのネタの中には、すでに玉子焼きがあったと文献にも残っています、
当時、江戸の人々は甘くて濃い味のものが好みであったことから甘い玉子焼きは誕生したと言われています。
玉子焼きを食べるとその店の良し悪しがわかるとまで言われており、それだけ寿司屋さんにおいて重要な位置付けとされています。
一説にはあの甘い味付けが魚など食べている時の口直しになるからという説と、玉子焼きの黄色が寿司の盛り込みの際に色合いとしていいからなどと言われています。
子供にも人気の高い卵焼きは、お寿司屋さんのコースの最後のデザートのようなものとも言えますね。
3 卵と玉子
お店などで卵と表記されていたり玉子と表記されていることがありますよね?
みなさんこの違いはご存知ですか?
この卵と玉子の違いを知っている人は意外と少ないんですよね。
一般的に卵と表記されている場合は生の卵、加工されていない卵を表します。
鶏卵、うずらの卵などのようにですね。
それと異なり玉子で表記されるものは加工品や卵を加熱、調理をしたものを表します。
玉子焼き、玉子とじ、ゆで玉子などがそうですね。
4 美味しい玉子焼きを焼こう
それでは自宅でできる冷めても美味しいお寿司屋さんの卵焼きの焼き方を紹介します!
卵10個、だし汁180cc、砂糖50g、醤油10ccが卵焼き一本分の分量です。
砂糖を加えることにより、冷めても硬くなりづらく美味しい卵焼きに仕上がります。
まず卵をボウルに割ります。
菜箸で泡立てないように白味を切るように混ぜます。
卵が泡立つと焼き上がりの歯触りが悪くなるためです。
だし汁、砂糖、醤油を加えてさらに混ぜます。
卵焼き用のフライパンをしっかりと温めて強火を維持して手早く焼いていきます。
弱い火で時間をかけて焼くと水分がどんどんなくなり硬い卵焼きになってしまいます。
まず、フライパンに油を塗り全体に卵が行き渡る程度に加え気泡が膨らんだら箸で割り三回手前にたたみます。
油をフライパンに塗り卵をフライパンの奥へとずらしたら再び卵を加えます。
卵焼きの大きさにもよりますが、3回から5回くらいに分けて巻いていきます。
最後の一回は火力を落とし形を整えながら仕上げて完成です。
まとめ
いかがですか?
お寿司屋さんの玉子焼きに詳しくなれましたね!
自宅で玉子焼きを焼く際も、砂糖を加える、泡立てない、強火で手早くの3つのポイントを守って美味しい卵焼きを焼いてくださいね!
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