ボージョレ?ヌーボー?いよいよ解禁!知ってるようで知らないワイン!ボージョレ・ヌーボー!

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皆さん!

この時期に毎年楽しみにしていることといえばなんですか!?

そうです!

ボージョレ・ヌーボーの解禁日ですよね!

解禁日ともなればあちらこちらのお店にボージョレ・ヌーボーの文字が踊りますよね!

そんなお祭り騒ぎで盛り上がるボージョレ・ヌーボーの解禁ですがそもそもボージョレ・ヌーボーがどんなものなのか知っていますか?

今回は意外と知らないボージョレ・ヌーボーの話です。

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1 ボージョレ・ヌーボーってなに?

ボージョレ・ヌーボーとはフランス語です。

ボージョレはフランスの地区の名前でフランス南東部にあるワインの名産地でブルゴーニュ地方に位置します。

ヌーボーとは、フランス語で「新しい」「新鮮な」という意味です。

つまり、ボージョレ・ヌーボーとはボージョレ地区のブドウを使った早飲みワインということになります。

ちなみにワインは寝かせるほど熟成されるイメージがありますがボージョレ・ヌーボーは保存しても美味しくならないので年内には飲みきるのがいいとされています。

2 なぜ人気なのか

日本のボージョレ・ヌーボーの人気は本場フランスを超え世界一だと言われています。

ブームのきっかけはバブル時代にボージョレ・ヌーボーが日付変更線の関係上、フランスより早く解禁日が来ることがお祭りごとや新しい物が好きな日本人にはハマったのが始まりです。

さらに「解禁日」という限定感が、日本人にマッチして毎年盛り上っていると言われています。

これらの様々な要因がテレビや雑誌などのメディアが取り上げさらに盛り上がりを増していきます。

そこにボージョレ・ヌーボーの飲み口も一つの要因です。

多くの日本人は熟成した複雑な味わいのワインをあまり好みません。

それに対してボージョレ・ヌーボーは炭酸ガス浸漬法という醸造技術を用いることにより短期間でフルーティで若いうちから美味しく飲める早飲みワインとなっています。

これがワインが苦手な人にも飲みやすく、ワイン初心者にも口に合い一大ブームを作った理由と言えます。

これほどまでボージョレ・ヌーボーを飲む国は日本だけらくフランスから日本への出荷量は生産量の約半分であると言われています。

今やハロウィン同様に11月のイベントとして定着して盛り上がっていると言えます。

3 解禁日はなぜこの日なの?

毎年11月第3木曜日がボジョレー・ヌーボーの解禁日と決められています。

フランスでの販売当初は11月11日でこの日はサン・マルタンの日という聖人の日だったこともありこの日が解禁日でした。

それがある時11月11日が無名戦士の日に変更になりそれに伴い一番近々の聖人の日であるサン・タルベールの日である11月15日になりました。

しかし日付固定だと解禁日はが日曜日などの休日になってしまう(業者やレストランが休みで困る)年があるため、1984年から現在のように改められたという経緯があります。

4 ボージョレ・ヌーボーの味わい

フルーティで若美味しく飲める早飲みワインと言われ毎年盛大に売り出されているボージョレ・ヌーボーですがさぞや美味しいのかと思いきや、飲んでみてがっかりしたという経験をお持ちの方は多いのではないだろうか。

そもそもボージョレ・ヌーボーは、ボージョレ地区で作られるワインの新酒全てを意味してボージョレ・ヌーボーと言っても造り手やメーカーの数だけ種類があります。

そのためワインバイヤーがその年に収穫されたぶどうの出来を確認するための試飲用として、炭酸ガスを注入する急速発酵技術を用いて数週間で醸造されるのがボージョレ・ヌーボーの元々造られていた理由です。

そのため、複雑味のない軽い感じの味になります。

ワインメーカーやぶどう農家がその年の収穫を祝ったり、バイヤーがその年の購入量を決める目安にしたりというのが、ボージョレ・ヌーボーの本来の飲まれ方だったのです。

5 盛大なキャッチコピー

ではなぜボージョレ・ヌーボーが美味しいというイメージができたのでしょうか。

その一つの要因に、毎年書かれる盛大なキャッチコピーのせいと言われています。

一覧にし数年分をご紹介します。

 

1983年「これまでで一番強くかつ攻撃的な味」
1985年「近年にない上物」
1992年「過去2年のものよりフルーティーで、軽い」
1995年「ここ数年で一番出来が良い」
1996年「10年に1度の逸品」
1997年「まろやかで濃厚。近年まれにみるワインの出来で過去10年間でトップクラス」
1998年「例年のようにおいしく、フレッシュな口当たり」
1999年「1000年代最後の新酒ワインは近年にない出来」
2000年「今世紀最後の新酒ワインは色鮮やか、甘みがある味」
2001年「ここ10年で最もいい出来栄え」
2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄えで1995年以来の出来」
2003年「110年ぶりの当たり年」
2004年「香りが強く中々の出来栄え」
2005年「タフな03年とはまた違い、本来の軽さを備え、これぞ『ザ・ヌーボー』」
2006年「今も語り継がれる76年や05年に近い出来」
2007年「柔らかく果実味豊かで上質な味わい」
2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
2009年「過去最高と言われた05年に匹敵する50年に一度の出来」
2010年「2009年と同等の出来」
2011年「100年に1度の出来とされた03年を超す21世紀最高の出来栄え」
2012年「偉大な繊細さと複雑な香りを持ち合わせ、心地よく、よく熟すことができて健全」
2013年「みずみずしさが感じられる素晴らしい品質」
2014年「エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい」

過去最高とこの何年かで何回登場したのでしょう。

これらのキャッチコピーによって、ボージョレ・ヌーボーは美味しいとイメージが出来上がったと考えられます。

まとめ

いかがでしたか?

ボージョレ・ヌーボーがどんなものなのか、だいたいおわかり頂けましたか?

ちなみにボージョレ・ヌーボーは飲む前に10~12℃くらいに冷蔵庫に1時間程度入れて冷やして飲むのが美味しいとされています。

これは他の赤ワインと異なり渋みの成分が少ないことが関係します。

また、飲む際は口の狭いグラスを使う方が比較的弱いといわれるボージョレの香りを逃さずに楽しむことができます。

これらを知ってから改めて飲んでみれば、ボージョレ・ヌーボーの味についてこれまでと違った見解を持てるかもしれないですね。

日本だけが盛り上がっているとしても、秋の風物詩の一つとしてまだ飲んだことがない人は味わってみてはいかがでしょうか?

 

 

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