みなさん!!
秋になり食べたくなるのが秋刀魚ですね!!
脂も乗ってきてまさに今が旬の秋刀魚ですが年々価格が高くなり今や高級魚になりつつありますね。
今回はそんな秋刀魚の旬や美味しい食べ方、不漁や豊漁の原因など意外に知らない秋刀魚の不思議についてお話しします!
目次
1 秋刀魚ってどんな魚
秋刀魚は一般に太平洋を春から夏にかけて北上するとされています。
夏場に獲れる新秋刀魚はさっぱりとしているため刺身などで食べることが多く、初物として珍重されて高値で取引されます。
旬は秋とされておりその頃に北海道などで獲れる秋刀魚は非常に大きく脂もあるため焼き物で食べるのに適しています。
また、秋刀魚の特徴として胃袋がなく腸が短いことが言えます。
そのため、秋刀魚はお腹の中に食べた餌が残っていないためはらわたも美味しく食べることができます。
2 美味し秋刀魚とは
秋刀魚は口の先が黄色いものが鮮度が良く油があるとされています。
また、目に透明感がありエラの色合いが綺麗な赤色のものを選びましょう。
その他にも丸々と太くて皮目の銀色がキラキラとしているものがオススメです。
鮮度がよければ焼き魚だけでなく、お刺身やお寿司でも楽しめますね!
3 目黒のさんま
秋刀魚と聞いて思い出されるのが目黒のさんまですね。
目黒駅近辺で行われる目黒のさんま祭りはテレビなどで取り上げられ毎年何万人もの人が目黒の秋刀魚目当てで賑わいますね。
しかしなぜ海もなく秋刀魚とは縁もゆかりもなさそうな目黒で秋刀魚なのでしょうか?
それは落語の噺の一つである「目黒のさんま」に由来します。
「目黒のさんま」の噺はとある殿様がお供を連れて鷹狩りに目黒まできた際に、お供が弁当を忘れたことに気づきます。
その際、近隣で秋刀魚を焼いている香りに気づきその当時庶民しか口にしない秋刀魚を初めて口にして大変気に入りました。
城に戻ってからもお殿様は秋刀魚を食べたいと家臣に申しつけました。
しかし庶民の魚である秋刀魚はお城にはなく、急いでいい魚が揃う日本橋の魚河岸で一番の秋刀魚を買い求め城へと戻りました。
そこで家臣が秋刀魚の脂がお殿様の体に悪いと思い脂を抜いて、さらに骨があるといけないと全ての骨を取りボロボロにしてお殿様に出しました。
もちろんそんな秋刀魚は美味しくなくお殿様が「この秋刀魚はどこで買ったのか?」と聞くと家臣が「日本橋の魚河岸で手に入れました」と答えました。
それに対してお殿様が「やはり秋刀魚は目黒に限る」と海の無い目黒がすっかり秋刀魚が美味いと思い込んだのがオチとなる無知な殿様の滑稽話です。
ちなみによく混同されていますが目黒では、目黒さんま祭りと目黒SUN祭りと二つのお祭りがあります。
共に秋刀魚が振る舞われますが目黒さんま祭りでは岩手県宮古産、目黒SUN祭りでは宮城県気仙沼産の秋刀魚を提供しています。
それぞれ水揚げの時期が違うため開催時期もずれるためどちらのお祭りも楽しめますね。
4 秋刀魚を焼こう
では実際に秋刀魚を焼いて見ましょう。
七輪などで炭火で焼くのが一番ですが今回は手軽にグリルで焼いていきます。
4-1 秋刀魚の汚れをよく洗う
秋刀魚には細かい鱗やニオイの原因の汚れが付着しています。
水道水で十分に洗い水分を拭き取ります。
4-2 全体に塩をふり15分置く
秋刀魚の両面に塩をしっかりとふり常温で15分おきます。
表面に水分が浮いてきたらキッチンペーパーなどで叩くように拭き取ります。
4-3 グリルをしっかり温めておく
グリルに火をつけてグリル内を十分に温めておきます。
4-4 酒をふりかけ中火で焼く
秋刀魚に料理酒をふりかけて中火で両面に十分に焼き色をつけるようにして焼きます。
お好みで大根おろし、すだちをつけて完成です。
まとめ
いかがでしたか?
秋の食材の秋刀魚のことが少し詳しくなりましたね。
食材のことを知ることで、料理の見方も変わってきますよね。
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